SMMで成功する企業と失敗する企業の差とは?
ソーシャルメディアマーケティングはかかるコストが運用する担当者の人件費程度なので、とっかかりやすいマーケティング施策の一つです。
しかし、ある考え方で取り組んでしまうと、その運用難易度は大幅に上がってしまいます。
今回は、成功した企業、失敗した企業から運用に向けた考え方をご紹介します。
1.そもそもSMMは「売り込む」マーケティングではない
数年前から数を増やしてきたSMMですが、多くの企業は失敗に終わってしまっています。
広告代理店も、コンバージョンの獲得につながらないとして積極的ではありませんでした。
SMMとはまさにそういうことで、直接的にコンバージョンの獲得にはつながりません。
SMMは商品・サービスを売り込み、宣伝するための施策ではなく、商品・サービス、もしくは企業そのものの「ファン」を増やすための施策です。
2.SNSの実態を確認してみよう
ユーザーがSNSを利用する主な目的は、以下の4つです。
・従来の知人とのつながり
・共通の趣味や趣向の人との交流
・自分が知りたい情報を探す
・自分が持っている情報をつながっているユーザーへ発信する
これらの行動は、すべて現実でも行えることです。
現実ではなかなか時間が取れないことをSNS上で解決しようとしている方が多くを占めていることが伺えます。
古い友人と久々に合うことは難しいですが、SNS上であればすぐに気軽に会話することができますが、まさにこういうことなのではないでしょうか。
「オフラインをオンライン化」したようなこのコミュニケーションの場で、商品やサービスのことのみを投稿すると、少し場違い感が出てしまいます。
3.SNS上で企業アカウントがすべきこと
商品、サービス以外にどんなことを投稿すればよいのか、いまいちピンとこないかもしれません。
その際は、以下の3つのポイントを踏まえてみてください。
・誰かにシェアしたいと思うコンテンツを投稿する
・面白い、もっと読みたいと思えるコンテンツを投稿する
・企業に対して高感度が上がるようなコンテンツを投稿する
投稿する内容に、正直なところ正解も外れもありません。
ユーザーが上記のどれかを感じるような投稿を行いましょう。
コンテンツからユーザーのファン化をはかり、シェアをしてもらってさらにファンを増やし…そして最終的に商品やサービスを買ってみたい、使ってみたいと思ってもらうのです。
4.まとめ
SMMは、収益化を意識しすぎると途端に転んでしまう施策なので、まずは肩の力を抜いて、ユーザーと友だちになるためにコンテンツを投稿していくと、意外とスムーズに運用ができそうです。
成功している企業は調べるだけで簡単に見つかるので、その企業を参考にしてもいいかもしれませんね。