コンバージョンを届けるWebメディア
コンバージョン 2017.07.27

A/Bテストでユーザーに良いサイトを選んでもらおう

サイトを改善していく中で、ユーザーにとって最適な構成が決めきれないこと、ありませんか?
その時は、A/Bテストを使って、直接ユーザーに構成を選んでもらいましょう。
今回は、A/Bテストについてご紹介いたします。

1.A/Bテストとは?

A/Bテストとは、Webページの一部分、もしくはページそのものを2パターン準備し、どちらも公開して効果の高い結果を得ることができた方を選ぶという実験方法です。
別名、スプリットテスト、もしくはスプリットランテストなどとも呼ばれます。
(蛇足ですが、A,Bの2種類だけでなく、それ以上のパターンを組み合わせて行うテストも存在しており、それは多変量テストと言いますが、今回は割愛いたします)

A/Bテストを繰り返していくことで、例えば以下のような改善が見込まれます。

・バナーのクリック率
・ページの離脱率
・コンバージョン率

2.A/Bテストの進め方

改善できる点などがわかったものの、どうしたらクリック率などを改善することができるのでしょうか。
バナー広告を例にして、A/Bテストを行ってみましょう。

まずはバナーの色を変えてみます。
現在のバナー色が緑なら、オレンジなどのような別の色に変えてA/Bテストを実施します。
また、バナーを配置する箇所を、右側と左側でテストしてみるのもいいでしょう。
効果の高い結果が出たら、次はバナーの文言を修正、変更してテストをします。
効果が出る文言がわかったら、次はフォントを変えてテストして…

このように、部分部分で何度もテストを行うことで、ユーザーに響くバナーに近づき、コンバージョン獲得が狙いやすいサイトを作ることにつながってきます。

3.A/Bテストの注意点

A/Bテストを行う際、気をつけなければいけない点は2つあります。

3-1.テストする2つのパターンの要素の違いを明確にしておくこと

テストを実施するパターンAとパターンB、それぞれどこの部分が異なっているのかを明確にしておかないと、A/Bテストの効果は半減してしまいます。
様々な要素を交えたテストを実施してしまうと、どの要素がユーザーに響いたのかわからなくなってしまうため、改善点がきちんと把握できなくなってしまうためです。
また、テスト実施期間中にキャンペーンなどを実施することも、同じ理由で控えたほうがいいでしょう。

3-2.テストユーザーの条件を明確にしておくこと

テストを実施する際、どのユーザーに向けてテストを実施するのかを明確にしておきましょう。
例えば、初めてサイトを訪問するユーザーと、すでに何度も訪問しているいわばリピーターではそれぞれサイトに対して感じる印象は異なります。
オーガニック検索でサイトにたどり着いたユーザーと広告などから流入してきたユーザーはサイトの見たい内容も異なる場合があります。
すべてのユーザーに対してテストを行うのではなく、特定のグループや同じ条件のユーザー同士など、テストユーザーを揃えてテストを実施するようにしましょう。

4.まとめ

A/Bテストについてまとめましたが、いかがでしたか?
有効に活用すればとても効率的にコンバージョンにつながるサイトを構築できるようになっていくので、迷ったらまずは小さい箇所からどんどん試してサイトをブラッシュアップしていきましょう。