コンバージョン率を高めるために使える2つの考え方
コンバージョン率を高めるために、ユーザー目線の重要性を前回はご紹介しました。
今回は、コンバージョン率アップのためのプラスアルファな考え方を2つご紹介いたします。
1.PAD効果でお得感を演出しよう
なかなか価格の高い商品を購入させようとしても、すんなりといくことは多くありません。
どうしても支払う金額が高ければ高いだけ、ユーザーは購入を躊躇してしまいます。
そのユーザーの背中を押し、購入へと誘導する方法として、PAD効果が有効です。
PAD効果とは、ハーバード大学のゴーヴィル教授が名付けたもので、Pennies-A-Dayの頭文字をとった名前です。
直訳をすると、1日1円効果と言い、価格の高い商品を「1日あたり○○円!」と言いかえることでユーザーに割安感を与える方法です。
フィットネスジム案内や、サプリメントなどのような毎日使用する商品などでよくこの手法が取り入れられています。
どんなに高い商品も、一日分まで細分化すれば、数百円程度まで落ち着くもの。それを大きくアピールすることで、「この価格でこんなに効果が得られるなら安い!」とユーザーに思ってもらいます。
商品の価格そのものよりも、その商品の費用対効果をアピールする手法ですね。
2.商品の緊急性をアピールしよう
あなたはこれまでに、「これ欲しいけど、またあとで買おうかな」と思ったこと、ありませんか?
これは商品に興味を持っており、また価格面などでも納得しており、購入を遮るものは何もない状況で、「今買わなければいけない理由」を持てていないときに人間が考える思考回路です。
心理学的に、人間はお金を支払う行為に一定の痛みを感じることが証明されています。
先延ばしできる痛みはどんどんとあとに回したくなるので、商品の購入も、今すぐに買わなければいけない場合でない限りはその場で買おうと思いません。
これらを踏まえ、ユーザーへ商品をアピールする際は、その商品の緊急性を強く訴求してコンバージョンを促しましょう。
例えば、以下のような緊急性アピール方法が考えられます。
・商品数の限定
例)すべて手作りなので付き50個のみ!
・季節限定
例)8/1~8/10のみの限定セール!
・当日限りのプレミアム
例)本日のご購入には付属で別の商品をプレゼント!
しかし、この緊急性のアピールには注意が必要です。
コンバージョンの達成のためだけにでっちあげの緊急性を用意してしまうと、意外とユーザーにはバレてしまいます。
「なぜ緊急なのか」「なぜ今すぐでないといけないのか」を合理的に説明し、ユーザーに納得してもらうことで、初めてこれらの手法は役に立ちます。
まとめ
いかがでしたか?
訴求の仕方を少し工夫するだけで簡単にコンバージョン率を上げることができることはよくあります。
いろいろな手法や理論を交えつつ、効率的にコンバージョン率を上げていきましょう。